ジャニーさん
「ジャニーさんは嵐とかにこうゆう事してるんだよ」
そう言われながら叔父に太ももを撫でられたのを今でも覚えている。9歳の頃。行為自体が気持ち悪いというよりその空間が得体の知れない嫌な気で集まっている感覚がした。当時それが何を示しているのか私には分からなかった。それを表すものがしっかり知ったのはいつだっただろう。中学生になる頃。ネットを使い始め薄々感づいていたものが現実と認識した。色々調べてしまった。元事務所所属の人が書いた暴露本の事、国会で議論になった事、明菜さんとの事、それからうようよと海底を泳ぐ噂達。それなのに顔を上げるとアイドルの笑顔があった。ちょけて笑う彼らとドス黒い闇が反比例しているように見えて困惑し続けた。分からない。けど、この人の事を好きにはなれないと思った。そりゃそうだと思う。あんな小さな女の子にそんな事を吹き込んだら嘘だろうが本当だろうが洗脳できる。解けない。解けないのが正解なんじゃないかと今でも思っている。お花畑より全然いい。
2019年、私はジャニーズ事務所所属のアイドルを応援、いや崇拝している。
彼の事が好きだ。
自分でも気持ち悪いと思う。欲に流され悪を侵しているのは私なのかもしれないと思ってしまう。
所属しているアイドル達に自分のエピソードを話させて好感度上げるなんて気持ち悪いと思います。
実際その噂を嘘と思いきれません。
でも私はあなたの産み出したものに救われた。
悔しい。
でも。
ありがとう。
と私は入院したという報道を受けた時書いていた
さあ、彼が星になった。
光を纏ったままだったな。あっちで光と影は表裏一体だよーんなんて言ってそう。
一度でいいから話してみたかった。
気持ち悪いのか確かめたかった。
神々しいのか確かめたかった。
自担の見る彼と私が見る彼は異なるのか重なるのか知りたかった。
きっと貴方は確かに生きていた。
この浮世で。