夢幻は遥かユートピア

Tsuyoshi Domoto | 休止中

完璧になれなかった人〜音楽と人を読んで〜

音楽と人を読みました。「人が求める僕になるのが苦手」に衝撃を受けてしまった。今までの剛くんは「僕が僕でいようとしても周りは許さなかった」みたいに他害的な言葉を用いて表現していた印象が強かったから。

 

剛くんは繊細だし弱みを見せてくれるけど、割と根は芸能人っぽい性格だと思っている。負けず嫌いというか。今彼自身が振り返る無理をしていた時期は相当「完璧なアイドル像」にこだわりがあったんだろうなと思うし「周りから求められる人間になりたかったけどなれなかった僕」に対してのコンプレックスが強く故に周りを非難しているなぁと思っていた。そしてそれを聞くたびにどうしようもなく苦しくなった。だからその言葉は本当に嬉しかった。完璧になれなかった僕も僕だから認めてあげようって思い始めてきたのかなって...。

 

前に剛くんがライブで過去や東京を罵った時Twitterが荒れてその中で「『自分に嘘をついて頑張っていた頃の剛くん』は嘘じゃないのにどうして...」というようなことを言っている人がいた。私もずっとずっとずっと無理して嘘をついて生きてきた。本当は人より怖いものが多くて泣き虫で甘えたがりなのにその弱さを許してくれる大人が周りにいなかった。そして爆発し気付いた。だから剛くんの言葉に共感している。でもこのツイートを読んで私も私を心の底から全部認めてあげたいなと揺れ動いた。弱いところも強いところもひねくれたところも優しいところも汚いところも綺麗なところも全部。きっと剛くんだって!!!

 

40歳の今30歳を振り返って「自分の声を聞いて生きようと思ったのが30歳の頃」と言うように50歳の未来に今現在を素敵に形容してくれるからずっとファンでいたいって、貴方の声を聞きたいって思いました。剛くん生きててくれてありがとう。これからも完璧になれなかったあなたを愛している自分と誰かが居ることを忘れないで。ゆっくりでいいから。焦らないでいいから。ゆっくり自分自身を本当に認めて本当に好きになってあげてほしいなって心の底から想っています。

 

 

 

P.S. 剛くん見てると自信と自己肯定感は別物なんだなぁってしみじみするな