夢幻は遥かユートピア

Tsuyoshi Domoto | 休止中

12月18日 ジョンヒョン

朝起きてTwitterを見る事、ダメだなぁと思いながらも続けている。眠い目を擦りブルーライトに瞬きを増やすと今日は何かが違った。おすすめトレンドに彼の顔と名前。昨日から準備していたつもりなのに、いざ大々的に放出されているのを見ると心が追いつかない。電子の水槽に浸らせてしまいごめんなさい。じょんひょん。いや私が悪いわけじゃない。撤回します。彼の死がこう、大きくなる事が何故か嫌だった。罪悪感を感じた。

 

ジョンヒョンのラジオには幾度となく救われた。多分彼は私と同じ病を幾つか患っていたんだと思う。もしくはHSP。とにかく生きにくい星に生まれた。言ってくる事に共感、いや共鳴できる瞬間。それを与えてくれるコンテンツがこんなところに落ちていたなんて、と驚いた。そして堂本剛と重ねた。どうしても。似てる。ラジオでの喋り方、内容、雰囲気、すべてが似ている。特に数年前、剛くんはリスナーからの重厚なお悩み相談をよく受けていた。そして優しく暖かい、時にふっと冷めた声をして答えていた。惹かれる人というのは似てくるものなのか。

 

ジョンヒョンが散々ラジオで話していたのは「生」だ。誰がなんと言おうとあれは「生」だった。必死に、血反吐を吐きながら、自分の哲学を探して、悲しみを腑に落として、涙を流しながら、生きる蜜を食べて、苦しみを消化して、彼は生きていた。少なくともあの瞬間は。何故「生々しい悲しみは隠す」なんて美徳があるのだろう。私も散々これに苦しめられている。確かに「メンヘラ」だって嫌われるし迷惑もかけるけど、死ぬよりいいじゃないか。その中で「生」を掴めばいいのに。自分で自分を殺すよりもずっといい。

 

アイスランドかどこかは鬱にすごく理解があって、日本で自殺率が高いのは青森らしい。

寒い日だったんだね、ジョンヒョン。コンビニで買い物する貴方は大きなふわふわのダウンジャケットを着込んでいた。

 

大森靖子の死神が一曲終わった。ウォーキングの時はこの曲でスタートして家まで帰ってきてたりするのに、書いてるとすぐだね。

 

ひまわりの約束が流れてくる。

 

そばにいたいよ

君のためにできること

僕にあるかな

 

何万人もが願うあの空に私も祈りを捧げます